<チベット仏教の最高指導者にあるまじき「おふざけ」が大炎上>

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は4月10日、ソーシャルメディア上で拡散された動画について、謝罪する声明を発表した。少年の唇にキスをしたうえで舌を突き出し、「私の舌を吸って」と促す動画だ。

ダライ・ラマは、事務所を通じて以下のような声明を発表した。「猊下(げいか)は、少年とその家族、そして世界中の多くの友人を、自分の言葉で傷つけたかもしれないことについて、謝罪したいと望んでいる」「猊下は、公の場やカメラの前でも、無邪気な遊び心で人をからかうことがよくある。今回の件について後悔している」

この動画は2月28日、米国営放送局「ボイス・オブ・アメリカ」のチベット支局が放送したもの。ダライ・ラマがインド北部のダラムサラ郊外にあるマクロード・ガンジの寺院で、インドの不動産会社M3Mの支援で大学を卒業した100人ほどと交流する様子が映されていた。

ある少年がダライ・ラマに抱擁を求めると、ダライ・ラマは少年に対して自分の頬にキスするよう求め、少年の唇にキスし、「私の舌を吸って」と発言した。少年は舌を突き出したように見えるが、両者は額を触れ合わせて離れ、観衆からの喝采に笑い合った。

これは性的虐待だ

ダライ・ラマは少年に対して、「平和と幸福を創る善人たちに目を向けなければいけないよ」と語った。「常にほかの人を殺している悪人たちに付いて行ってはいけない」

2分の動画の最後に、少年はうなずき、両者はもういちど抱擁した。その後、ダライ・ラマが少年をくすぐったように見え、ふたりは笑い声をあげた。

ツイッターなどのソーシャルメディアのユーザーは、これとは別の20秒の動画を拡散し、これは子どもに対する性的虐待だとダライ・ラマを非難している。長いほうの動画に反応した人たちも、この行為は不適切だと述べている。

現在87歳のダライ・ラマは、中国がチベットを併合した後の蜂起(チベット動乱)に失敗、1959年からインドで亡命生活を送っている。チベット仏教やチベットの言語および文化を守ろうとするダライ・ラマを、中国政府は分離主義者と見なしている。

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