アメリカの国防高官はプーチンの脅しに対し、その立場にふさわしく冷静に対応した。すなわち「アメリカは引き続き、われわれの防衛能力、われわれの同盟国、そしてわれわれのパートナー諸国を信頼している。戦略的抑止の領域でも同じだ」と穏やかに語ったのだ。

アメリカの核警戒態勢は通常どおりのレベルにある。

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は3月1日、命令の遂行をプーチンに報告し、全ての核司令部で「当番の人員を補強して戦闘業務の遂行に当たり始めた」と語った。要するに、核司令部の人員を増やしただけらしい。

「全てはプーチンのでっち上げのようだ。ショイグはそれを遂行したと言うしかなかった」と、元米国防総省分析官で現在はシンクタンク国際危機グループのプログラムディレクターを務めるオリガ・オリカーは指摘する。

今のところ、プーチンの威嚇は見せ掛けだけだった。それでも、追い詰められた独裁者の威嚇行為には用心が必要だ。その手に核が握られているなら、なおさらだ。

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