<評価する声が上がる一方、大半の科学者は懐疑的>

英グラスゴーで開催された国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)では、産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑える努力を追求するとの合意文書が採択された。

科学者からは「1.5度」の実現に向けてある程度の道筋がついたと評価する声が上がる一方、慎重な意見も相次いでいる。

温室効果ガス排出量が合わせて世界の4割超を占める米中両国による共同宣言や、他国の排出量を「クレジット」の形で購入する市場メカニズムの導入については効果を期待する声が上がっている。

ただし、大半の科学者は気温上昇の抑制に懐疑的で、このままでは2度を超える上昇は避けられないと警告する。

なかでも喫緊に取り組むべき課題とされるのが、石炭火力からの脱却。だがCOP26の最終日、インドは石炭火力の「段階的廃止」という文言を「段階的削減」という表現に修正させた。

多くの科学者が全面的な廃止が不可欠だと訴えているのだが......。

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