<見境をなくした警察は障害者にも暴力を振るうのか、とデモ参加者とネットユーザーに抗議が広がっている>

オハイオ州コロンバスで行われた黒人差別反対するデモで、数十人の警官が唐辛子スプレーでデモ参加者たちを追い散らした。その様子を撮影した動画によると、追われた参加者のなかには、両足のない男性も含まれていた。

ソーシャルニュースサイト「レディット」やその他のソーシャルメディアに投稿された複数の動画を見ると、抗議デモ参加者たちが医師の助けを求めて叫んでいる。その横には、義足が2本とも外れた男性が倒れている。コロンバス警察署の警官隊とデモ隊は数日睨み合っていたが、21日になると警官たちは密集陣形を取り、自転車でデモ参加者たちを押しのけ進もうとした。

両足のない男性は地面に倒れて叫び、周囲の参加者たちが助けに入り、警官に義足を返すよう求め、医者を呼ぶ様子が映っている。

コロンバス警察は22日、動画撮影の直前に、両足のない男性は警官に向かって大きなプラカードを投げつけたと説明した。また当時、男性が障害者とは認識していなかったという。

義足を持ち去られた?

コロンバス市長のアンドリュー・ギンサーは6月17日、市は唐辛子スプレーなどの化学物質の使用を禁止し、「催涙ガスや唐辛子スプレーを使って、非攻撃的かつ非暴力的な集団を追い散らすことをただちに中止する」とツイートしていたが、動画には、唐辛子スプレー缶を両手で振りかざす警官数人が映っている。

市長は22日付のツイッターで、以下のように述べた。「私たちは平和的なデモを尊重し、保護する方針を明確に打ち出してきた。それと同時に、市内の道路をつねに通行可能な状態にし、一般市民の通行を妨げないようにするとともに、夜間のドラッグレースや放火などの不法行為からも住民を守らなくてならない」

両足のない男性が地面に倒れた出来事の前には、警察が自転車を一列に並べて前進し、デモ参加者たちを交差点から追い出していた。倒れた男性のすぐ横に義足2本が落ちているが、その場にいたデモ参加者たちは、レディットやツイッターで、警察が義足をその場から持ち去ったと述べた。

(翻訳:ガリレオ)

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