Noriyuki Hirata
[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日続落し、前営業日比5.96%(3643円13銭)安の5万7434円77銭で取引を終えた。前日の米国市場で人工知能(AI)・半導体関連株を中心に急落した流れが波及し、国内の関連株も総崩れとなった。日経平均は一時5万7000円を割り込み、4月以来、約半年ぶりの水準に下落した。東証プライム市場では98%の銘柄が下落し、全面安の商状となった。
日経平均はテクニカル分析上では6月につけた高値7万2366円から2割超下落し、弱気相場入りとなった。この日の下落幅は歴代3番目の大きさとなったが、下落率では20位圏外だった。
AI関連の主力株が主導して朝方から下げを加速した。米中間選挙の民主党躍進を受け、AIデータセンターに関する規制強化の懸念が強まって半導体株を中心に急落した米株市場の流れが波及した。韓国KOSPIや台湾加権指数も大幅安となり、アジア株は総じて弱かった。
アドバンテストやソフトバンクグループ、東京エレクトロンといった関連株が軒並み急落し、指数の下げを主導した。先物の売りも断続的に観測された。信用取引での追い証(追加保証金)が多発したとみられ、損切りの動きも下げに弾みをつけたとみられる。
一方、前場中盤以降はきょうの安値圏でのもみ合いに移行した。米AI株の一角が時間外取引で上昇に転じたほか、ナスダック先物がプラスで推移し、投資家心理の支えになった。
市場では「TOPIXは3700ポイントを下値めどと見ていた向きが多く、AI懸念は短期的に織り込んだのではないか」(アセットマネジメントOneの浅岡均チーフストラテジスト)との声もあった。もっとも、AI規制に関する米民主党の出方が読み切れないとして「しばらくは不安定な地合いが続きそうだ」(浅岡氏)という。
TOPIXは5.9%安の3707.99ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比5.89%安の1911.2ポイントだった。プライム市場の売買代金は12兆4808億2900万円だった。東証33業種のすべてが下落し、下落率上位は食料品、石油・石炭、不動産などが並んだ。
ロシアによる資産の一時管理が伝わったJTはストップ安比例配分。FOOD&LIFE COMPANIESは14%安、キオクシアホールディングスは8%安だった。前日に決算を発表したHENNGEや、太陽誘電は買われた。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が6日続落し、5.63%安の709.12ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが21銘柄(1%)、値下がりは1523銘柄(98%)、変わらずは7銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 57434.77 -3643.13 60374.35 56,745.8
1─60,374
.35
TOPIX 3707.99 -232.4 3879.12 3,685.32
─3,879.1
2
プライム指数 1911.20 -119.72 1998.04 1,899.50
─1,998.0
4
スタンダード指数 1547.95 -66.63 1587.27 1,543.52
─1,587.2
7
グロース指数 897.29 -53.49 931.13 890.87─9
31.13
グロース250指数 709.12 -42.34 735.97 702.80─7
36.22
東証出来高(万株) 430583 東証売買代金(億円) 124808.29