David Shepardson

[ワシントン 5日 ロイター] - トランプ米大統領がワシントンに建設を計画している高さ76メートルの凱旋門について、連邦地裁は5日、着工を一時差し止めた。首都⁠計画委員会が計画を承認した直後だった。

チュトカン判事は14日間の差し止め命令を出した。これに先立ち、独立行政機関である同委員会は民主党議員ら約100人の反対意見を聞いた上で、賛成8、反対4で計画を承認していた。

トランプ政権は、議会が100年以上前にポトマック川に架かる橋の建設を認めた際に、凱旋門も承認したと主張している。

チュトカン氏は「100年前の法律が、首都の主要な場所に高さ250フィートの凱旋門を建てる権限を与えており、歴代のどの政権もその権限に気付いていなかったとは到底考えにくい」とし「そのこと自体が、この計画を正当化するために(政府が)どれほど無理な解釈を強いられているかを示している」と記した。

また承認によって約3年間の工事が始まり、「交通の混乱や騒音、大規模な掘削などが生じる」と指摘した。

司法省は先に、計画が承認されれば、掘削と基礎工事を中心とする最初の6─8カ月間の工事を早ければ5日に始められるとの見通しを示していた。地上部分の工事は早ければ2027年5月に始まり、全体の工期は33─39カ月を見込むとしていた。

凱旋門の建設計画を巡っては、バージニア州とコロンビア特別区が10月31日、着工差し止めを求めて国立公園局と内務省を提訴した。計画は「法的に正当化できない」とし、議会の承認を得ていないと主張した。

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