デンマークのメアリー王妃が11月5日、首都コペンハーゲンのローゼンボー城を訪れ、約400年前につくられた「冬の間」の再公開を記念する式典に出席した。
王室公式Instagramに投稿された写真には、鮮やかな紫色のコートを着た王妃が、ひもを引いて照明を点灯する姿が収められている。
「冬の間」は、17世紀にデンマークを統治したクリスチャン4世が日常的に使用していた部屋だ。1615~1620年ごろに整えられ、国王が客人を迎えたり、政治的な会談を行ったりする場所でもあった。
今回、3年間に及ぶ修復作業が完了。壁や天井を飾る約100点の絵画、精巧な木製の装飾、暖炉などが修復された。
だが、この部屋の最大の特徴は、豪華な装飾だけではない。
実はクリスチャン4世は、客人を驚かせるため、さまざまな仕掛けを設けていた。
例えば、地下に隠れた楽団の演奏が、床下の通路を通じて部屋に響く仕組みがあった。客人からは演奏者の姿が見えず、まるでどこからともなく音楽が聞こえてくるようだったという。
さらに、使用人と連絡を取るための隠し伝声管や、城の跳ね橋を室内から操作できる装置まで備えられていた。
400年前の国王がこだわった、驚きの仕掛けが詰まった空間。修復を終えた歴史的な部屋と、華やかな王妃の姿を王室公式Instagramが公開している。
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