Renju Jose
[シドニー 5日 ロイター] - オーストラリアで188年の歴史を持つ老舗百貨店チェーン、デビッド・ジョーンズが5日、任意管理手続き入りした。コスト上昇や小売売上高の低迷、サプライチェーン(供給網)への圧力が経営の重荷となっていた。
任意管理手続きは、オーストラリアで米連邦破産法11条(チャプター11)に近い制度。店舗は財産管理人に選任されたFTIコンサルティングの管理下で営業を続け、任意管理人のマクグラスニコルが資本再構成や事業を継続したままでの売却に向け、提案の募集を直ちに開始する。両社は共同声明で、利害関係者への影響に配慮しつつも「難しい決断」が必要と表明した。
同社は1838年にシドニーで創業。オーストラリアとニュージーランドの38店舗で約6000人を雇用する。ネット通販の台頭やファストファッションとの競争で10年以上苦戦し、2022年に投資会社アンカレッジ・キャピタル・パートナーズが買収していた。
エリカ・バークトールド最高経営責任者(CEO)は、将来に向けて事業を立て直す計画があると説明。管理人など関係者と協力する方針を示した。