旧約聖書に登場するノアの箱舟を探してトルコで船のような形状の地形を調べている調査チームが、箱舟の「船体」かもしれないという場所で撮影した映像を公開した。
アメリカを拠点とするノアズ・アーク・スキャンズの調査団は、有名な「ドゥルプナル地形」を調べることで、いずれノアの箱舟がそこに埋まっていることを証明できると繰り返し主張してきた。11月2日には、「ノアの箱舟の船体(と我々が確信しているもの)付近にある空洞の内部を捉えた、これまで見たことのない映像」を公開した。
調査団によると、箱舟の「外殻の可能性がある」構造に水が閉じ込められている様子が予備スキャンによって確認されたことを受け、その場所を掘削することにした。この構造が、両側の地面とは違う物質で構成されていることを証明し、船体と断定することを目指している。この場所の土壌については「さまざまな深さで成分を分析する」計画だと、同団体創設者のアンドリュー・ジョーンズは本誌に語った。
ドゥルプナル地形はトルコ東部のアララト山南部にあり、船のような形をしていることから長年にわたり、ノアの箱舟を探そうとする人々を魅了してきた。旧約聖書の創世記(8章4節)には、大洪水が引くと「箱舟はアララトの山々にとどまった」と記されている。
ただ、ここに箱舟は存在しないと結論付けた研究も複数ある。それでもノアズ・アーク・スキャンズはそうした説を覆したい意向だ。9月から始めた掘削調査では標本を採集し、木材だったと証明されることに期待を寄せる。そうすれば「石灰岩や岩盤でできた単なる自然の地形にすぎないという主張に反論できる」とジョーンズは言う。