[ロンドン 4日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた10月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.7で、9月の53.1から低下し、4カ月ぶりの低水準となった。速報値の51.9も下回った。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「10月のPMIは、ユーロ圏が第4・四半期の初めに0.3%成長したことを示す。まずまずと言えるが、目を見張るほどではない。第3・四半期を通じた堅調さに積み上げた形だ」と述べた。

新規受注は小幅な増加。それまで3カ月の力強い伸びが減速した。サービス需要は小幅に減少した。輸出受注は3カ月連続で増加したものの、伸びは鈍化した。製造業とサービス業の生産はともに伸びが鈍化しており、減速が幅広い分野に及んでいることが示された。

雇用は小幅に減少した。製造業は小幅に増加したが、サービス業で減少した。

コスト圧力は強まり、投入価格の上昇率は5カ月ぶりの高水準となった。販売価格も上昇したが、上昇率は9月をわずかに下回った。

ウィリアムソン氏は「10月は価格上昇圧力がさらに強まったとの報告があった。主にエネルギー価格の上昇によるもので、顧客の予算を圧迫し、支出意欲をそいでいる」と述べた。

企業の景況感は3カ月連続で悪化し、引き続き長期平均を下回った。

国別ではフランスが最も低調で、9月に一時的に回復した後、再び縮小に転じた。ドイツ、イタリア、スペイン、アイルランドは引き続き拡大したが、いずれも勢いが鈍った。

サービス業PMIは51.4で、9月の53.0から低下し、こちらも4カ月ぶりの低水準となった。

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