Noriyuki Hirata
[東京 4日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 158.03/158.05 1.1236/1.1237 177.56/177.61
午前9時現在 158.46/158.47 1.1205/1.1209 177.59/177.60
NY午後5時 158.69/158.70 1.1193/1.1195 177.59/177.62
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤と比べてドル安/円高の158円付近で推移している。米中間選挙の情勢が伝わる中、国内外の株価が下げを強めて米長期金利が低下し、ドル売り/円買いに弾みがついて一時157円前半へと1円超下落する場面があった。民主党優勢の流れから、人工知能(AI)規制強化への思惑や、財政拡張が後退する可能性が意識された。午後にいったん材料出尽くしで株価にショートカバーが入ると、ドルも水準を持ち直した。
ドルは前日の海外時間に158円後半に上昇していたが、アジア時間に米中間選挙で民主党優勢の情勢が伝わる中、AI規制や金融規制強化が連想され、日経平均がAI関連株を中心に一時4%超安となり、ドルは一時157.37円に下落した。韓国KOSPIや時間外取引の米株先物も下げを深めるリスクオフの地合いになった。財政拡張観測の後退も意識されて米長期金利は一時4.89%台に低下し、ドル/円の下押しに作用した。
海外投資家が日本株売りに伴ってヘッジを外す円買いフローが入るとの思惑も、ドル売りに弾みをつけたとの見方もあった。前日には米雇用動態調査(JOLTS)が市場予想を上振れてドル買いが強まり、200日移動平均線を上抜けて上昇に弾みがついていたこともあり、短期筋のポジションが巻き戻されやすかったともみられている。
午後には、民主党が上院でも多数派となったとの報道があり、株価はあく抜けの反応となって急速に下げ幅を縮め、ドルも水準を持ち直した。イベント通過に伴い、選挙後の株高や年末にかけて株高のアノマリーを意識する声もある。
もっとも「今年は雰囲気が違う。1―2カ月前と異なり、AI相場は旺盛な需要を背景に大丈夫との絶対的な信頼感が崩れ始め、ネガティブ材料に目が向きやすい」(りそなホールディングスの井口慶一シニアストラテジスト)との警戒感もくすぶる。円買い戻しのフローが入りやすいとして「(ドルは)下目線でみておく方がいいのではないか」(井口氏)との声もあった。
きょうは米国で10月ADP全米雇用報告やISM非製造業景気指数が発表予定となっている。