Mariam Sunny Christy Santhosh
[3日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは3日、2026年通期の利益と売上高の見通しを引き上げた。買収で取得した抗がん剤「パドセブ」や主力の抗凝固薬「エリキュース」の需要が好調で、第3・四半期決算が市場予想を上回った。
通期売上高見通しは620億─640億ドルと、従来の605億─625億ドルから引き上げた。1株利益見通しは2.95─3.05ドルとし、従来の2.80─3.00ドルから上方修正した。
アルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は見通し引き上げについて、好調な四半期業績に加え、同社の戦略や開発中の新薬候補、長期的な成長見通しへの自信を反映していると述べた。
同社は一部製品の特許切れが迫っているほか、新型コロナウイルスのパンデミック時に巨額の収入をもたらした関連製品の販売減少に直面している。こうした中、新薬候補を拡充し、成長見通しに対する投資家の不安を和らげるため、買収やライセンス契約に数十億ドルを投じてきた。
23年に抗がん剤メーカーのシージェンを430億ドルで、25年には肥満症治療薬を開発するメッツェラを100億ドルで買収した。
ブーラ氏は電話会見で、この日実施された米中間選挙について、来年は大統領の所属政党と議会の多数派が異なる「ねじれ」状態になると予想した。ただ、製薬各社とトランプ政権が交渉して結んだ薬価合意に変更はないとの見方を示した。
第3・四半期の調整後1株利益は0.87ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想を0.14ドル上回った。
売上高は165億8000万ドルで、市場予想の158億7000万ドルを上回った。
エリキュースの売上高は25%増の25億2000万ドル。市場予想は24億6000万ドルだった。