[3日 ロイター] - 米CVSヘルスは、小売薬局事業と保険・薬剤給付管理事業を分離し、2社に分割する。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が3日報じた。
WSJによると、同社は分割後の1社について、CVSヘルスの社名を維持し、現在の最高経営責任者(CEO)であるデービッド・ジョイナー氏が率いると説明した。
CVSは4日に四半期決算を発表する予定。ロイターのコメント要請に直ちには応じなかった。
分割が実現すれば、買収を通じて総合ヘルスケア事業を構築してきた同社の戦略の大幅な転換となる。同社は2018年に医療保険会社エトナを約780億ドルで買収した。
同社株は時間外取引で1.2%上昇した。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は先に、CVSが約9000店舗を展開する小売薬局事業を分離し、独立した上場会社とすることを検討していると報じた。エトナと薬剤給付管理会社ケアマークは一体のまま維持するという。
今回の再編の動きは、米国の医薬品供給網における薬剤給付管理会社の役割について、政界や規制当局の監視が強まる中で浮上した。保険、薬剤給付管理、薬局の各事業を併せ持つヘルスケア企業に注目が集まっている。
同社の2025年の売上高は前年比7.8%増の4021億ドルと、過去最高を記録した。
CVSは24年にも、各事業で課題に直面する中、会社分割の可能性を含む選択肢を検討していた。
24年10月に就任したジョイナー氏の下でCVSの株価は回復し、時価総額は約1170億ドルに拡大した。