Chuck Mikolajczak
[ニューヨーク 3日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米・イラン間の合意の可能性や米中間選挙の結果を巡る不確実性が意識される中、ドルは小幅な上昇と下落を繰り返した。一方、豪ドルと中国人民元は、それぞれの中央銀行による政策を受けて軟調に推移した。
投資家は、3日の中間選挙で米議会の支配権が移る可能性が市場に与える影響を見極めようとしている。民主党が勝利すれば、資産価格、とりわけ市場の主要な原動力となってきた人工知能(AI)関連銘柄のボラティリティーが高まる可能性に関心が集まっている。
ドルはこの日、小幅な上昇と下落の間で推移。イラン戦争終結に向けた協議を巡って相反するシグナルが出たことを受け、原油価格は不安定な値動きとなった。 イラン高官は3日、ロイターに対し、米国との終戦合意にはなお大きな隔たりがあると述べた。一方、仲介役のカタールは、双方の溝を埋め、米中間選挙後の再度の事態激化を回避するため、取り組みを強めている。
モネックスUSAのシニアトレーディングディレクター、フアン・ペレス氏は「残念ながら、われわれは非常に矛盾したメッセージを受け取っている。一歩前進したかと思えば、また一歩後退するような状況だ」と指摘。「私の全体的な見方としては、ドルには下落の余地がある。その理由の一つは、連邦準備理事会(FRB)に関してもはやコンセンサスが得られなくなったことだ。もう一つは、政府間あるいは政治的な摩擦で、これはおそらくドルのマイナス要因となるだろう」と語った。
主要通貨に対するドル指数は0.07%高の101.83。
円は対ドルで0.47%安の1ドル=158.66円。
オフショア取引でドルは対中国人民元で0.35%高の1ドル=6.67元と、5月15日以来最大の上げ幅を記録した。中国人民銀行(中央銀行)は3日、金融機関に義務付ける外貨の預金準備率を引き上げると発表した。ドルの流動性を引き締め、最近の人民元上昇のペースを抑える狙いがある。
豪ドルは対ドルで、一時0.51%下落した後、取引終盤で0.4%安の0.6968米ドル。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は3日、政策金利のオフィシャル・キャッシュ・レート(OCR)を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、18年ぶりの高水準となる4.85%とした。
ユーロは0.07%高の1.1193ドル。
英ポンドは0.11%高の1.3418ドルとなった。
ドル/円 NY午後3時 158.71/158.75
始値 158.23
高値 158.76
安値 157.99
ユーロ/ドル NY午後3時 1.1189/1.1191
始値 1.1181
高値 1.1201
安値 1.1176