[ドバイ 3日 ロイター] - サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコが3日発表した2026年7─9月期(26年第3・四半期)決算は、純利益が前年同期比34.5%増の362億5000万ドルだった。中東情勢が悪化する中で供給混乱は続く中で、原油高や合弁事業の持ち分の売却が寄与した。
前年同期の純利益は269億ドル、26年4─6月期は327億ドルだった。26年7─9月期の調整後純利益は約312億ドルで、アラムコがまとめたアナリスト12人のコンセンサス予想中央値の306億6000万ドルを上回った。
アラムコは、ペルシャ湾岸の東部ターミナルに加え、東西パイプライン経由で紅海側の西部ターミナルからも原油を輸出している。2月末の米イスラエルによるイラン攻撃開始後、東西パイプラインの輸送を拡大したが、攻撃の対象となっている。他のインフラやアラムコ本社もサウジとイエメンの親イラン武装組織フーシ派との戦闘で攻撃を受けている。
アミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は、地政学的な不確実性や主要施設への攻撃で世界のエネルギー供給危機が深刻になったとした上で、アラムコはこの「異例な時期」でも顧客への安定供給を続けたと表明した。
26年7─9月期の原油の平均実勢価格は1バレル=95.2ドル。前年同期の70.1ドルを上回ったが、前四半期(26年4─6月期)の108.1ドルからは低下した。