Ann Saphir

[2日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が2日発表した四半期融資担当者調査によると、第3・四半期の企業の借り入れ需要は1年余りぶりに減退した。銀行側は、一部の借り手がより安い資金調達先を他に求めていると説明した。

調査によると、借り入れ需要の減退は、設備投資の減少、より有利な条件を求める顧客の借入先の選別などが原因。

前回、需要減少が示された25年第2・四半期当時は、借り手が他の貸し手に移ったことを理由に挙げた銀行はなかった。

FRBの調査に回答した銀行の融資担当者によると、大・中堅企業向けの商工業(C&I)融資の貸出基準はほぼ変わらなかったが、小規模企業向けは厳格化された。また、リスクの高い融資では条件を厳しくした一方、調査対象のC&I融資については、条件の大半が緩和したか、ほぼ据え置かれたとした。

貸出基準を厳格化した銀行が最も多く挙げた理由は、「経済見通しの悪化や不確実性の高まりと、業種特有の問題の悪化」だった。

また、住宅用不動産融資の需要が大きく落ち込み、自動車ローンの需要も減ったと答えた。一方、クレジットカードの借り入れ需要は過去4年で最も大きく伸びた。

英オックスフォード・エコノミクスのアナリストは、過去2年ほどのほとんどの期間と違い、大企業向けの貸出基準が厳格化されなかった点を評価し、「企業投資が人工知能(AI)以外にも広がることを見込むさらなる根拠になる」と指摘した。

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