Stephen Nellis

[サンフランシスコ 2日 ロイター] - 米アップルが2日発表した第4・四半期(7─9月)決算は、市場予想を上回った。主力スマートフォン「iPhone18 Pro」シリーズの発売初期の堅調な需要や値上げ効果が寄与し、メモリー半導体価格の上昇によるコスト増も吸収した。

第4・四半期の売上高は1144億8000万ドルと、LSEGが集計したアナリスト予想平均(1133億9000万ドル)を上回った。

1株当たり利益(EPS)は2.10ドル。関税還付による1株当たり0.05ドル分を除いても、アナリスト予想平均(1.99ドル)を上回った。

第4・四半期のiPhone売上高は575億8000万ドルと、LSEGが集計したアナリスト予想の565億4000万ドルを上回った。iPhone18 Proの売り上げは含むが、同社初の折り畳み式スマートフォン「iPhone Duo(デュオ)」は含まない。

売上高総利益率は47.9%と、LSEGが集計したアナリスト予想の47.5%を上回った。

パソコン「Mac」の売上高は107億9000万ドルと、予想の96億1000万ドルを上回った。MacはAIエージェントを動かす基盤として、テクノロジー愛好家の間で人気が高まっている。

サービス部門の売上高は315億7000万ドルと、LSEGが集計したアナリスト予想の315億8000万ドルにほぼ一致した。「iPad」とウエアラブル端末の売上高はそれぞれ62億3000万ドル、83億ドルで、予想の67億ドル、90億6000万ドルをいずれも下回った。

アップルは9月に就任したジョン・ターナス最高経営責任者(CEO)の下で、初めての試みを相次いで進めている。約20年間にわたり新型iPhoneの大半を毎年秋に発売してきたが、2026年は発売時期を分散。Proとデュオを26年に出荷し、その他のモデルは2027年に発売する見通しだ。

年末商戦を含む今四半期には、同社初のタッチスクリーン搭載ノートパソコンやスマートホーム用ハブなど、iPhone以外の新製品も多数発売した。アナリストによると、継続的な製品投入は年間の売上高の変動を平準化する狙いがある。同社では数十年間、新型iPhoneの販売で年末商戦期の売上高が急増する一方、夏の終わりには消費者が次の新モデルを待つようになり、販売の勢いが衰える傾向が続いてきた。

<iPhone デュオの供給に制約>

ここ数週間は、デュオの画面にひびが入ったとの顧客からの報告への対応に追われている。同製品は10月、オンラインでは数時間で完売し、店舗にも行列ができた。

ターナス氏はロイターのインタビューで、画面の問題で返品されたデュオは「ごくわずかな割合」にとどまり、交換に応じていると述べた。全体として需要を満たせておらず、供給が追い付く時期の見通しは立っていないという。

<値上げで半導体コスト増を相殺>

アップルはiPhone18 Proの発売に合わせてiPhone17を100ドル値上げし、「MacBook」の一部モデルも値上げした。上昇が続くメモリー半導体価格の影響を和らげた。

ターナス氏は「6月までの四半期と比べてメモリーのコストは上昇したが、在庫を保有していた効果や、メモリー以外の一部部品のコスト低下が部分的に相殺した」と説明。「今回の値上げもコスト増の一部を相殺した」と述べた。

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