[カイロ 30日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)は30日、タンカー「ジェムNo.2」からの油流出が止まり、新たな流出は確認されていないと発表した。流出油の影響を受けた沿岸では除去作業が続いている。
このタンカーについては、海運関係筋はロイターに、10月9日に飛翔体の直撃を受けて火災が発生し、その後消火されたと述べていた。
当局は流出の原因を明らかにしていないが、予防措置として一部の海岸や沿岸地域を一時閉鎖した。
国営通信WAMが気候変動環境省の発表として伝えたところによると、油膜は北部ウンムアルカイワイン首長国の沖合に集中し、一部は隣接する北部のラスアルハイマ、アジュマン、シャルジャ各首長国の沿岸に向けて広がっている。ただ海洋汚染物質の濃度は大幅に低下したという。
WAMはエネルギー省の発表として、技術チームがタンカーの損傷箇所を修復し、一部の運転システムを復旧させたほか、最も安全な対処方法を判断するため船体構造の健全性を評価していると伝えた。
UAEは飲料水を海水淡水化施設に大きく依存している。港湾や産業施設を含む経済活動の大部分が沿岸部に集中しており、海洋汚染は同国にとって特に深刻な問題だ。