Rick Noack

[ラワルピンディ(パキスタン) 30日 ロイター] - パキスタン軍のチョードリー報道官は30日、米国とイランの間で進める仲介について「慎重ながら楽観的だ」と述べた。

開戦から8カ月となるイラン戦争の緊張緩和に向け、パキスタンのムニール陸軍元帥は今月に入りテヘランを2回訪問した。直近では26日、サウジアラビアとトルコの当局者と共に訪れた。

チョードリー氏はインタビューで、こうした訪問は前向きな兆候かとの問いに対し、「何らかの前向きな動きがなければ、元帥が2度も訪問するだろうか。だから、もちろんそうだ」と述べた。

また「われわれが使う表現は、常に『慎重ながら楽観的』だ」と語った。

一方、紛争が自らの利益になると考える「強力な妨害勢力や反対勢力」が依然として存在すると指摘した。名指しは避けた。

協議の内容や、米国が今回の訪問を支持していたかについては明らかにしなかった。

パキスタンとサウジ、トルコは8月に「‌メッカ共同防衛協定」を締結した。協定は、3カ国のいずれかに対する武力攻撃を全参加国に対する攻撃と見なすと定めている。

3カ国は協定の目的を集団的な抑止と地域の安全保障としているが、アナリストは、協定の今後の展開が、イランと米国の対立の影響に対処しようとする地域大国の取り組みと密接に結び付いているとみている。

イランの国防・外交を統括する最高安全保障委員会(SNSC)のレザイ事務局長は26日の会談後、地域の安全保障は外国の介入なしに、域内諸国が確保すべきだと述べた。

チョードリー氏は、イランが協定に参加できるかとの問いに対し、協定の文言は新規加盟を排除していないと説明。「集団的な抑止と地域の平和という共通のビジョンを持つ国なら拒む理由はない。どの国も大いに歓迎する」と述べた。ただ、判断するのは主要3カ国の政治指導者だとした。

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