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Andrea Shalal
[アトランタ(米ジョージア州) 30日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)外相会合が30日、米ジョージア州アトランタで開幕した。ルビオ米国務長官は、地政学的な安定と経済的繁栄の拡大に向けた協力を呼びかけ、一連の危機が世界の経済秩序を脅かしていると警告した。
ただ、ルビオ氏の招待によるロシアのラブロフ外相の参加に多くの外相が反発し、ウクライナと中東の戦争を巡る溝が深まった。会合は共同宣言を採択せず、議長声明を発表して閉幕する見通しだ。
英国のミリバンド外相はラブロフ氏に直接、ロシアの無人機攻撃で前日に15人が死亡したと指摘し、「あなた方が侵略者であることは、われわれ全員が分かっている」と非難。ラブロフ氏は、ウクライナがロシアの安全保障上の脅威となることは容認できないと述べた。
欧州側がラブロフ氏との写真撮影を拒んだため、恒例の集合写真は見送られた。西側外交官によると、豪州やカナダを含むメンバーの3分の1が撮影に反対した。
また西側当局者らによると、中東の戦争がもたらす経済的課題の深刻さについては、おおむね認識が一致。多くの出席者は、米国によるイラン攻撃が再開すれば、原油価格が急騰して打撃が深まると懸念を示した。
外相らは31日、供給網(サプライチェーン)や重要鉱物の調達について協議する予定。米中の戦略的競争も合意形成を難しくしている。12月14─16日にマイアミで開く首脳会議での共同宣言採択に向け、調整が続く。
欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表は、ウクライナ支援拡大とロシアの責任追及を求める考えを示した。