[ソウル 30日 ロイター] - ドイツのメルツ首相は30日、自由貿易とルールに基づく貿易秩序が圧力にさらされる中、欧州連合(EU)がより良い提案の策定を主導すると述べた。

ソウルで開かれたドイツ企業のアジア太平洋会議で「われわれは2国間協定の枠を超えた機会を提供したい」と説明。ドイツはルールに基づく世界の経済秩序を守り、さらに発展させるため、欧州や他地域の志を同じくするパートナーと協力する意思があると表明した。

また、多くの国は国際貿易によって繁栄を築いており、それを手放す考えはないとの認識を示した。

メルツ氏は1週間にわたるアジア歴訪でシンガポールと日本を訪問した後、29日に韓国の李在明大統領と会談。両首脳は安全保障面のパートナーシップを強化する方針を打ち出した。

米国の関税や中国の国家支援による産業拡大への懸念を背景に、今回のアジア歴訪で、志を同じくする国々との防衛・経済関係の深化を目指した。

30日には、韓国とドイツの産業構造が似通っていることは2国間協力を深める機会になると述べた。

韓国産業通商資源省は声明で、韓国とドイツの企業・団体が電力、エネルギー、バイオヘルスなどの分野で新興企業や市場参入を支援するため、9件の覚書に署名したと発表した。

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