David Shepardson
[ワシントン 29日 ロイター] - 米国は国家安全保障上の理由から、中国通信企業が米国の電話番号を直接取得することを禁止する方針だ。詐欺に関連する自動音声電話(ロボコール)の防止を狙う。
米連邦通信委員会(FCC)は29日、中国移動(チャイナ・モバイル)、中国電信(チャイナ・テレコム)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)などを対象とする禁止案を11月19日に採決すると発表した。音声をデジタルデータに変換して伝送するIP電話(VoIP)事業者にとって、番号の直接取得は費用を大幅に抑えられる利点がある。
FCCは既に中国通信大手3社の米国向け国際通信サービスを禁止しており、米通信網への接続や米国内でのデータセンター運営の禁止も検討中。2028年12月から中国の全ての試験機関による米電子機器の試験を禁止する方針も示した。
中国による通信情報へのアクセスを巡り、米国ではスパイ活動への懸念が強まっている。中国は一貫して不正行為を否定している。