[27日 ロイター] - 英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK) は27日、オンコロジー(がん)事業の再建を図るため、初期段階の試験を含む臨床試験中のがん治療薬の数を来年、ほぼ倍増させるとの見通しを明らかにした。
オンコロジー研究開発部門を率いるヘシャム・アブドラ氏は同日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に、同社の臨床開発段階にある約15の開発候補からなるポートフォリオは、2027年に「ほぼ倍増する」見通しだと語った。
ルーク・マイルズ最高経営責任者(CEO)の下で、同社はがん治療薬に注力している。今年、米バイオ医薬品会社ヌーバレントの106億ドルで買収し、買収を通じて取得した薬剤のうち1つは7月に承認を取得し、もう1つについては11月までに承認可否が判断される見込み。
オンコロジー製品開発責任者のエリック・リチャーズ氏は今週開催された医学会議でロイターに対し、「2027年には第3相臨床試験が20件近く行われる可能性がある」と明らかにした。
がん治療薬「ris-rez(リスレズ)」と「mo-rez(モーレズ)」はGSKのオンコロジー戦略の中核を担う。GSKと中国バイオ医薬品会社の翰森製薬(ハンソー・ファーマシューティカル)が26日に発表したリスレズのデータによると、同薬は治療が困難ながん患者において、病状を悪化させることなく生存期間を延長することが示された。
モーレズに関しては、5つの後期試験が進行中で、リスレズについても計画されている4件の試験のうち2件が進められている。
がん治療薬事業の上半期売上高は10億8000万ポンド(14億4000万ドル)だった。