第二次世界大戦中に連合軍最高司令官を務めたドワイト・アイゼンハワー元大統領ゆかりの貴重な地球儀が、ピート・ヘグセス国防長官の執務室に運び込まれる途中で破損していたことが明らかになった。

米紙ワシントン・ポストが10月22日に報じ、アメリカ陸軍も事故を認めた。

破損したのは、国防総省に保管されていた直径約76センチの大型地球儀。アイゼンハワーが第二次世界大戦中の1942年、陸軍参謀本部で作戦立案に携わっていた時代に使用したとされる、歴史的に貴重な資料だ。

事故が起きたのは2月3日。ヘグセスのスタッフが地球儀を執務室へ移動させようとした際、誤って落下させたという。

陸軍のクリストファー・サリッジ報道官によると、地球儀の球体が回転式の金属製台座から外れ、下部が破損した。ワシントン・ポストによれば、南極大陸付近には数センチ大の穴が開いた。公開された写真には、床に散乱した地球儀の破片も写っていた。

通常、こうした歴史的資料の移動は専門家の監督下で行われる。しかし、当時は政府機関の一部閉鎖によって陸軍の歴史資料担当者が一時帰休となっており、ヘグセスのスタッフは専門家の復帰を待たずに移動を進めたと報じられている。

国防総省の当局者は本誌に対し、「落としたのはアイゼンハワーの地球儀のレプリカだった」と説明。「事故は起こるものだ。けが人が出なかったことを喜んでいる。地球儀は修復中だ」と述べた。

さらに、ワシントン・ポストが今回の事故を報じたことについて、「取るに足らない話にまた時間を費やしている」と批判した。

「計画の重要性」を教える地球儀
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