Steve Holland

[コーパスクリスティ(米テキサス州) 27日 ロイター] - トランプ米大統領は27日、伝統的に共和党の牙城であるテキサス州で遊説し、上院選候補のケン・パクストン氏らへの支持拡大を図った。

11月3日の中間選挙に向けた選挙戦で燃料価格の高騰が大きな重しとなる中、トランプ氏はメキシコ湾に停泊するベネズエラ産原油を積んだタンカーの前で演説した。同州西部ラボックでは、石油・ガス生産業者に対するメタン規制の緩和を発表する予定だ。

選挙を1週間後に控え、ガソリン価格の引き下げに取り組んでいると有権者にアピールする狙いがある。

トランプ氏のテキサス訪問は今月3回目。民主党のジェームズ・タラリコ氏と接戦を繰り広げるパクストン氏への支持固めを図る。今回の選挙でテキサス州で敗北すれば、共和党が上院で過半数を維持する道のりは険しくなる。

トランプ氏はコーパスクリスティ港近くに停泊する石油タンカーが見える場所で集会を開いた。ベネズエラのマドゥロ大統領拘束後に結んだ合意に基づき、同国から初めて受け取った原油が積まれていると説明し、「われわれは史上最大の石油を巡る勝利を祝っている。勝者が戦利品を手にするということだ」と述べた。

テキサス州は30年にわたり一貫して共和党に投票してきた。しかし、今年はトランプ氏の後押しを受けたパクストン氏が共和党の上院選候補に指名されたことで、民主党は勝利への期待を高めた。

パクストン氏は2015年に証券詐欺罪で起訴され、23年にはテキサス州下院で弾劾訴追された経緯がある。起訴は検察との合意を経て24年に取り下げられ、弾劾裁判では州上院が無罪を言い渡した。

トランプ氏は「われわれの政策は常に『掘って掘って掘りまくれ』だ。そして実際、今まさに掘っている」と強調。だが、テキサス州が「共産主義者」のタラリコ氏を選べば、その富は急速に消えてしまうなどと述べた。

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