Cynthia Kim
[ソウル 22日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は22日、政策金利を3.00%に据え置いた。7月と8月にそれぞれ0.25%ポイントの利上げを実施した後、利上げを休止した。ただ、半導体主導の力強い経済成長と目標を上回るインフレ率を背景に、追加引き締めの余地は残っている。
7人で構成する金融政策委員会は、7日物レポ金利を3.00%に維持することを決めた。ロイター調査ではアナリスト34人全員が据え置きを予想していた。
7月と8月の利上げは、韓国中銀にとって3年余りぶりの連続利上げだった。申鉉松総裁はその後、引き締めは緩やかなペースで進めることが望ましいとの考えを示していた。
ただ、申氏は10月13日の国際通貨基金(IMF)のイベントで、インフレ率が目標に収束するまで金融政策を制約的に維持すると改めて表明した。
NH投資証券のアナリスト、カン・スンウォン氏は政策会合に先立ち、「韓国銀行は連続利上げの影響を見極めると表明していた。最近は特に株式市場を中心に市場の変動が大きくなっており、タカ派的な判断は出にくいだろう」と指摘。「連続利上げの後に一息つくだけでも引き締めのペースは鈍り、タカ派姿勢も和らぐことになる」と述べた。
同氏は金利据え置きを予想していた。
9月の消費者物価指数(CPI)上昇率は2.9%と、8月の3.1%から鈍化したものの、中銀の目標である2%を引き続き上回った。
人工知能(AI)向けの世界的な支出を追い風に輸出は好調で、1─9月の輸出額は初めて8000億ドルを突破した。
堅調な経済成長が続き、インフレ率も目標を上回ると見込まれる中、ロイター調査の予想中央値によると、政策金利は11月の会合で3.25%に引き上げられる見通しだ。これは中銀の金利見通しを示すドットチャートとも一致している。
申氏は0210GMT(日本時間午前11時10分)から記者会見を開く。