[エルサレム 21日 ロイター] - イスラエル中央銀行は21日の金融政策委員会で、政策金利を3.25%に据え置くことを決定した。来週に総選挙を控え、地政学的な緊張も続く中、様子見を選択した。
中銀は2025年11月と26年1月に利下げを実施した後、イランとの紛争や供給面に起因するインフレの急加速への懸念から利下げを一時停止。その後、5月に利下げを再開し、7月、9月にも追加利下げを実施していた。
ロイターがエコノミスト15人を対象に実施した調査では、全員が今回の据え置きを予想していた。
中銀エコノミストは、今後1年以内に追加利下げが1回実施され、政策金利が3.0%になるとの見通しを維持した。一方、ヤロン総裁は記者会見で、労働市場の逼迫などに触れ、今後の金融緩和について明言を避けた。
ヤロン氏は、27日の総選挙を控えて利下げを見送ったとの見方を否定。決定はあくまで経済的要因に基づいて行われたと説明した。「金利を据え置くという判断は正しい。3回連続の利下げを行ったこと、また国内外のさまざまなリスクを踏まえれば、責任ある選択だと言えるだろう」と述べた。