Maha El Dahan

[ドバイ 21日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)の外交官ラナ・ヌセイベ氏が21日、次期国連事務総長選に出馬した。安全保障理事会の常任理事国が一致して支持できる候補の選定が難航する中、中東の有力候補が加わった。

10年以上にわたりUAEの国連大使を務めたヌセイベ氏はロイターに対し、世界各地で危機が深刻化する中、外交を通じて問題を解決する国連の役割を取り戻したいと述べた。

出馬を公表する直前のインタビューで「今必要なのは、多国間主義の未来と、世界の危機の傍観者ではなく問題の解決者としての国連の未来に、改めて力を尽くせる事務総長であることは明らかだ」と語った。

ヌセイベ氏は遅れて選挙戦に参入した。関係筋によると、安保理の非公式投票ではコスタリカのグリンスパン元副大統領が僅差で首位に立っていた。

グリンスパン氏は非公式の予備投票でリードしてきたが、先週の投票では同氏を含む全候補に対し、最終的な決定権を握る常任理事国5カ国の英国、中国、フランス、ロシア、米国のうち2カ国以上が反対票を投じた。

安保理理事国は次回の投票を23日に行うか、それ以降にするかを協議している。

ヌセイベ氏は、直近の国連総会の際に複数の国から出馬を打診されたと明らかにした。同氏は以前、UAEの安保理理事国入りに向けた活動を率い、当選に導いた。ニューヨークの外交官らによると、組織運営の手腕を評価されている。

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