Purvi Agarwal

[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場は、ハイテク株の比率が高いナスダック総合を中心に上昇した。スペースXとスーパー・マイクロ・コンピューターの四半期決算を受け、人工知能(AI)関連株への投資意欲が改善した。ただ、通信サービス株の下落が上値を抑えた。

米実業家イーロン・マスク氏率いる宙開発企業スペースXは7.8%上昇。上場企業として初の黒字を計上した。マスク氏は決算発表後、スペースXとテスラの合併は「良い考えだ」と述べ、テスラ株も買われた。

人工知能(AI)サーバーメーカーのスーパー・マイクロは9.6%上昇し、S&P総合500種の構成銘柄で上昇率上位に入った。四半期の売上高と利益率について市場予想を上回る見通しを示し、AI需要の底堅さを示唆した。同業にも買いが波及し、HPEは3.7%、デルは5.3%それぞれ上昇した。

両社の決算は、AIインフラ整備への巨額投資の持続性や収益性を懸念していた投資家に一定の安心感を与えた。先週はデータセンター運営会社コアウィーブを中心にAI関連株が売り込まれ、ハイテク株は大きな打撃を受けていた。

エドワード・ジョーンズのシニアグローバルストラテジスト、アンジェロ・クルカファス氏は、スペースXのニュースがスーパー・マイクロの決算とともに、AIに対する「投資家の懸念をある程度和らげている」と指摘。「AI投資のリターンに関する投資家の疑問全てに答えるものではないが、良い出発点だ」と述べた。

S&P総合500種の情報技術指数は1.6%上昇し、主要11業種の中で上昇率トップとなった。

ハンティントン・バンクのマーク・ディザード最高投資責任者(CIO)は「AIのエコシステムに何らかの形で携わるほぼ全ての企業にとって、非常に前向きなニュースだ。ハイテク株の反応は、AI関連株を買う流れがなお健在であることを再確認するものだ」と指摘。その上で、AIを巡る投資家心理は急速に変わり得るとし、投資家は他社の決算を見極めながら、強気の見方を裏付ける材料を探るだろうと語った。

メタ・プラットフォームズは通常取引終了後に四半期決算を発表し、時間外取引で3%上昇した。通常取引を3.4%高で終えたテスラも、引け後の決算発表を受け、時間外でさらに1.6%上昇した。

ハイテク株では半導体株が特に堅調で、フィラデルフィア半導体指数は2%上昇した。同指数は今月、8営業日続落するなど値動きの荒い展開となっている。

一方、通信サービス指数は1.3%下落し、S&P総合500種の上値を抑えた。通信事業者の下げが目立ち、AT&Tは第3・四半期の売上高と利益が予想を上回ったにもかかわらず、6.5%下落した。

ディザード氏によると、スペースXの決算と最近の無線周波数帯の取得を受け、同社が通信業界で強力な競争相手になるとの懸念が強まった。TモバイルUSは2.5%、ベライゾン・コミュニケーションズは2.2%それぞれ下落した。

通信サービスでは、動画配信大手ネットフリックスも、第4・四半期の利益見通しが市場予想を下回り、5.3%下落した。グーグルの親会社アルファベットも1.6%安となった。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.37対1の比率で上回った。ナスダックでも1.3対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は約161億1000万株。直近20営業日の平均は171億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 52856 +360 +0.6 52652 52860 52392

.09 .21 9 .85 .11 .28

前営業日終値 52495

.88

ナスダック総合 26702 +278 +1.0 26601 26778 26507

.86 .04 5 .73 .90 .07

前営業日終値 26424

.82

S&P総合500種 7757. +44. +0.5 7736. 7770. 7709.

17 60 8 43 40 34

前営業日終値 7712.

57

ダウ輸送株20種 19922 +37. +0.1

.56 06 9

ダウ公共株15種 1081. +2.9 +0.2

39 9 8

フィラデルフィア半導体 11505 +221 +1.9

.56 .74 7

VIX指数 16.68 -0.6 -3.6

3 4

S&P一般消費財 1918. +4.3 +0.2

51 4 3

S&P素材 649.1 +1.2 +0.1

9 4 9

S&P工業 1424. +12. +0.9

64 87 1

S&P主要消費財 975.0 -5.7 -0.5

8 5 9

S&P金融 931.5 +5.2 +0.5

1 2 6

S&P不動産 268.3 -2.1 -0.7

0 4 9

S&Pエネルギー 1047. +2.8 +0.2

55 8 8

S&Pヘルスケア 2085. -9.3 -0.4

61 3 5

S&P通信サービス 455.6 -6.1 -1.3

8 5 3

S&P情報技術 7081. +112 +1.6

15 .40 1

S&P公益事業 426.8 +1.5 +0.3

9 9 7

NYSE出来高 12.39

億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 6505 + 大阪比

5 275

シカゴ日経先物12月限 円建て 6501 + 大阪比

5 235

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