Elizabeth Pineau Dominique Patton
[パリ 21日 ロイター] - フランス各地で抗議デモが繰り広げられる中、2018年にも抗議活動を行った団体「黄色いベスト」運動は、パリ中心部で24日にデモ行進する計画を示した。教育環境改善を求める学生団体も同日の抗議行動を呼びかけている。
マクロン大統領は21日、抗議デモに乗じた略奪や暴動などの再発を防ぐと言明した。ルコルニュ首相は、労働組合の指導者らと会談。閣僚らは初期対応の不備を認め、警察隊のほか軍隊も配備し、警備態勢を強化する方針だ。
カタールを訪問中のマクロン氏は、燃料費の上昇抑制につなげようとエネルギー関連の合意を目指している。22日には情報機関当局者、ルコルニュ氏らと会合を開き、今回の混乱の詳細の説明を受ける予定。
先週末にフランス各地で行われた抗議デモは、パリやマルセイユ、リヨンなどで暴動や略奪といった暴力行為に発展。警察隊は事態の収拾までに数時間を要した。財政問題や政治への不安が高まり、フランス国債の利回りは今週、上昇している。
フランスの主要労働組合は11月5日に全国的な動員を呼びかけている。仏労働総同盟(CGT)の代表は、弾圧ではなく、政治的な対応で応じるべきとの見解を示した。
マクロン氏は、一部の外国の指導者が誤った情報を流していると非難した。フランスでの抗議拡大を巡っては、トランプ米大統領が移民問題を指摘していた。フランスの極右政党、国民連合(RN)の実質的な指導者マリーヌ・ルペン氏は「政府は何も制御できなくなっている」と主張した。