[ワシントン 20日 ロイター] - 米商務省国勢調査局が20日発表した9月の住宅着工件数(季節調整済み)は、住宅建設の大部分を占める一戸建てが年率換算で前月比4.6%減の85万9000戸と、2025年9月以来、約1年ぶりの低水準となった。一戸建て住宅の建設許可件数は4.0%減の84万5000戸と、23年3月以来の低水準に落ち込んだ。住宅ローン金利の上昇が需要を抑制したことから着工・許可件数ともに大幅に減少し、住宅投資が第3・四半期に再び減少基調に戻ったことを示唆した。

一戸建て着工件数は前年同月比では2.6%増加した。地域別では、前月比で南部、中西部、西部で減少した一方、北東部では増加した。

一戸建て住宅の建設許可件数は前年同月比で4.8%減少。地域別では、前月比で北東部、中西部、南部で減少し、西部は横ばいとなった。

変動の大きい5戸以上の集合住宅着工件数は7.2%減の34万9000戸。 前年同月比では25.9%減少した。

全体の住宅着工件数は5.2%減の122万1000戸。ロイターがまとめたエコノミスト予想は130万5000戸だった。前年同月比で7.4%減少した。

集合住宅の建設許可件数は5.9%増の50万3000戸。

全体の住宅建設許可件数は0.2%減の140万戸。エコノミスト予想は139万5000戸だった。前年同月比では3.0%減少した。

住宅ローン金利はここ数週間で急上昇しており、米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)‌ のデータによると、先週の30年固定住宅⁠ローン金利平均は7.40%と、ほぼ3年ぶりの高水準となった。米国とイスラエルによる対イラン戦争がインフレをあおる中、借り入れコストの上昇は米国債利回りに連動している。

FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「住宅着工の低迷は驚くべきことではない。たとえ住宅建設業者が新築住宅を建てたとしても、誰にそれを買う余裕があるだろう」と指摘。「米政権が政策を180度転換し、新築住宅の価格をより手頃なものにしない限り、住宅市場は深刻な低迷期に入っていく」と述べた。

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