[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツのメルツ首相は20日、投資家に向けて演説し、長期的な生産性と経済的な自立性を高めるため、防衛や半導体、人工知能(AI)などの分野に重点的に投資していると述べた。

ベルリンでのイベントで「皆さんにとって最善の事業環境を整えることが目標だ」と語り、欧州最大の経済国であるドイツへの投資を呼びかけた。イベントにはエネルギー企業バルカン・エナジーや防衛企業ヘルシングなどの代表者が出席した。

メルツ氏は、成長の加速や海外からの直接投資の増加、スタートアップ設立の増加を挙げ、政策の効果が既に経済に表れていると述べた。

またドイツ企業が2028年までに8000億ユーロ(8984億ドル)超を投資すると約束した「メード・フォー・ジャーマニー」構想を紹介した。

欧州の経済統合が進めば企業が欧州連合(EU)の単一市場を活用しやすくなると指摘。欧州共通の企業制度「EU Inc.」をできるだけ早く導入すると約束した。

技術競争力を強化する幅広い取り組みの一環として、ドイツは30年までにAIの計算能力を4倍に引き上げることを目指していると述べた。

この目標を後押しするため、AI規制が「実現する前に道を閉ざすのではなく、道を開くもの」となるよう、自ら「欧州レベルで関与している」と語った。

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