Seher Dareen
[ロンドン 20日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は20日、加盟国の緊急石油備蓄を追加放出する必要が生じた場合、IEAはいつでも対応できると述べた。
IEAは先週、3月に表明された過去最大規模の緊急石油備蓄放出のうち、未放出分の供給を前倒しすることを決めた。この一環として2000万バレルを超える軽油をできるだけ早く放出し、供給を増やして価格高騰を抑える。
ビロル氏は英紙フィナンシャル・タイムズがロンドンで主催した会議で、追加放出の可能性を問われ、「必要になり、加盟国が実行に移す時だと判断すれば、IEAとしていつでも対応できる」と述べた。
「軽油をできるだけ早く供給できるよう取り組んでいる」と語ったが、2000万バレルの放出の具体的な時期は示さなかった。「放出量と時期は各国の判断や冬場の市場情勢次第だ」とした。
IEAは先進国による緊急石油備蓄の放出を調整している。3月には価格高騰を受け、加盟国が原油と石油製品の計4億バレル超の放出を表明していた。ビロル氏によると、加盟国はこれまでに4億バレルの80%を放出した。