Hiroko Hamada
[東京 20日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比0.62%(404円35銭)安の6万4512円35銭となった。人工知能(AI)向けクラウドサービスを手がける米コアウィーブを巡る懸念がくすぶる中、引き続きAI関連株の一角が安く、日経平均は軟調な展開となった。原油価格の高止まりや米金利高も投資家心理の重しとなった。日経平均は一時1%超安となったが、一部半導体株に買い戻しも入り、終盤は下げ渋った。
・日経平均は前営業日比0.25%安でスタートした後、一時1.57%(1022円)安の6万3894円67銭まで下落。
・寄与度の大きいAI・半導体関連株の下げが強まった。韓国株安も重し。個別ではソフトバンクグループ、フジクラが大幅下落。
・売りが一巡した後は一部半導体株がプラスに転じ、日経平均は下げ幅を縮小。終盤にかけては6万4500円台でもみ合い。
・物色面では銀行株が軟調。決算を手掛かりにした売買も。
・TOPIXは0.88%安の4031.85ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆0821億6800万円。
・東証33業種では、鉄鋼、その他製品、精密機器など5業種が値上がり。非鉄金属、銀行、海運など28業種が値下がり。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが256銘柄(16%)、値下がりは1254銘柄(80%)、変わらずは41銘柄(2%)。
<いちよし証券 投資情報部 銘柄情報課課長 及川敬司氏>
「米コアウィーブのような新興企業の資金繰り懸念がくすぶっているが、半導体製造装置や素材関連株がいっしょくたに売られているのは違和感もある。これから本格化する決算で好業績が確認されれば、(半導体関連株に)買い戻しが入る可能性もある」
「目先は金融政策会合や米中間選挙などイベントを控え、動きづらくなりそうだが、イベント通過後は再び上方向を試す展開を想定」