Yuliia Dysa

[キーウ 16日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、トランプ米大統領がロシアと結んだ軽油供給合意について、戦争を終わらせる意思を示さない侵略国に対する一段の制裁緩和に道を開くことになり、世界的なリスクにつながると警告した。

イラン戦争による燃料価格高騰の責任を、ロシアの製油所に対するウクライナ軍の攻撃に転嫁しようとするトランプ氏の姿勢も非難した。

ゼレンスキー氏は欧州連合(EU)首脳会議出席のため訪問中のブリュッセルで記者団に対し、「こうした軽油取引や合意は受け入れられない。次はガス取引、ガスの後には他の分野でも制裁が解除されるだろう。いずれ銀行システムや個人、化学産業にまで及ぶことになる」と厳しい認識を示した。

トランプ米大統領は9日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、ロシアが米国と世界市場にディーゼル(軽油)を供給することで合意したと発表した。nL6N45V0Z6

ロシアが2022年にウクライナへの全面侵攻を開始して以来、ロシア産化石燃料には段階的に制裁が科されてきた。ウクライナ政府は同盟国に対し、こうした供給への依存を終わらせるよう繰り返し求めている。

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