Diana Novak Jones

[14日 ロイター] - アイオワ州やカンザス州など米8州は15日、人工知能(AI)開発企業オープンAIを全米各地の裁判所に提訴したと明らかにした。同社が手がける対話型生成AI「チャットGPT」が10代の若者を含む利用者に自傷行為や他者への危害を促したと主張している。

各州の司法長官が州裁判所に個別に提訴した今回の訴訟は、オープンAIに対して、「チャットGPT」の運用方法を変更するよう命じることを求めている。各州はまた、州法違反に対する民事制裁金と損害賠償も求めている。

訴状によると州司法長官は、「チャットGPT」は利用者の信頼を得るため、同調的で親しみやすく設計されている一方で、妄想や危険な行動を助長し、銃乱射事件のような暴力行為の計画を手助けしていると主張。訴訟では、オープンAIが「チャットGPT」の安全性について利用者を誤認させ、州の消費者保護法に違反したと指摘したほか、一般社会に害を及ぼす公的不法妨害(パブリック・ニューサンス)を生じさせたとした。

オープンAIの広報担当者はコメント要請に直ちに応じなかった。

今回の訴訟は、AI企業に対する州レベルの連携した措置としては過去最大規模となる。新規株式公開(IPO)準備を進める中、オープンAIは「チャットGPT」が銃乱射事件や他の暴力行為の計画を助長したとする数十件の訴訟にも直面している。

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