[パリ 13日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスのアントニオ・フィロサ最高経営責任者(CEO)は13日、米国の自動車市場について、これまでの電気自動車(EV)の普及ペースは鈍いものの、最終的には電動化を受け入れるとの見方を示した。フランス・パリで開催の自動車国際展示会「パリモーターショー」のイベントでの発言。
フィロサ氏は、今年の米自動車販売に占めるEVの割合は7%で、5年前と変わっていないとし、「これは規制によって引き起こされたバブルだった。しかし政権が規制緩和に転じると、消費者は別のパワートレインを選ぶようになった」と述べた。
米国では大型ピックアップトラックやSUV(スポーツタイプ多目的車)の分野でレンジエクステンダー(航続距離延長装置)技術への関心が高まっており、フィロサ氏はこうした動きを「規制主導ではなく顧客主導だ」と指摘した。
米国ではEV導入のペースは他地域より緩やかだが、最終的には電動化が定着すると「心から」信じているとする一方、ただし、電動化の規模や移行のスピードは他地域より小さく、緩慢なものになるとの見方を示した。
また、北米で需要が拡大するにつれ、ステランティスは欧州でのEV展開から得た教訓を活用できると主張。貿易障壁による市場再編に伴い、自動車セクターのグローバル化が後退しつつあるとも述べた。