[13日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派の戦闘員に包囲されたタイズの住民は、砲撃が激化し、物資が少なくなっていると訴えている。
イエメン第3の都市であるタイズは、米イラン対立をきっかけに紛争が先月再燃して以来、フーシ派とサウジアラビアが支援する政府軍の衝突の主要な戦場となっている。
フーシ派は先週、タイズからアデンへと続く主要道路を遮断し、政府軍を包囲状態に追い込んだ。
国際移住機関(IOM)は、タイズの状況がここ数日で著しく悪化しており、人々や生活必需品、人道支援物資が市内に入ることができず、物価が高騰していると述べた。
イエメン政府は先週、フーシ派が支配する地域を奪還するための作戦を開始。世界の海上交通の要衝であるバベルマンデブ海峡付近の地域を奪還した。
しかし、軍事筋によると、フーシ派はタイズ近郊で攻勢を続け、12日には同市の南約25キロに位置するムディリヤット・アル・ミスラク町を制圧した。
住民によると、12日夜にはタイズで激しい砲撃があった。
政府筋は、その責任はフーシ派にあると述べた。
フーシ派の報道官はコメント要請に応じていない。
電話取材に応じた住民のアフマド・マフムード氏は「絶え間ない砲撃のため、恐怖の夜を過ごした。今朝は静けさと不安が漂っている。通りは人影がない」と話した。
電話で取材に応じた別のタイズ住民、ヤシン・ムクビル氏は、広範囲にわたる砲撃があり、自分の子どもは怖がって外に出られないと語った。
IOMによると、タイズの人口は推定約60万人。政府筋によると、今回の戦闘で8万人が避難した。