[ロンドン 13日 ロイター] - 投資家が株式から債券に資金を移すほど債券の魅力が高まるには、米10年債利回りが6%近くまで上昇する必要があることが、米バンク・オブ・アメリカ(BoFA)が13日公表した10月の世界ファンドマネジャー調査で分かった。金利が大きく上昇する中でも、株式市場の底堅さを保っていることが背景にある。

調査は10月2─8日に実施した。投資家の楽観度は6月以来の低さとなったが、米中間選挙と第3・四半期の決算シーズンに向けて、マクロ経済と市場については依然として強気な見方を維持した。

10月調査の主な結果は以下の通り。

・世界経済の成長見通しについて悲観的な見方に転じた。今後12カ月で景気が悪化すると予想する割合は差し引きで4%。インフレ期待は2025年1月以来の低水準に下がった。

・債券利回りに対する悲観的な見方は25年5月以来の低水準。長期金利の上昇を予想する割合は差し引き1%と、9月の15%から低下。

・市場にとって最大のテールリスクは債券利回りの無秩序な上昇。次いで人工知能(AI)バブル。

・最も活発だった取引は引き続き「世界の半導体株の買い持ち」で、次いで「米国債の売り持ち」。

・AIハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)の設備投資は、システミックな信用イベントの最も可能性の高い発生源と引き続き見なされている。

・ハイテク株のオーバーウエートは20年8月以来の高水準。一般消費財株のアンダーウエートは08年7月以来の高水準。

・銀行株への配分は、23年3月以来の大幅な減少。

・配分が増えたのは債券、日本株、英国株、公益株。

・配分が減ったのは銀行株、米国株、一般消費財株。

・投資家の76%が、米連邦準備理事会(FRB)は10月に政策金利を据え置くと予想。

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