[ナイロビ 11日 ロイター] - 国連の国際移住機関(IOM)は11日、アフリカ東部ジブチ沖で、移民305人を乗せイエメンに向かっていた船が8日夜から9日未明の間に転覆し、少なくとも子ども15人を含む139人が死亡したと発表した。約84人が行方不明になっているという。

声明によると、この事故で約82人が生き残った。

IOMが公開した写真には、履き古されたサンダルやスニーカーが海岸に打ち上げられている様子が写っていた。

IOMジブチ事務所の代表は「われわれのチームは現地当局と共に現場で緊急支援を行っている」と説明。「この悲劇は、経済的な機会を求めてこの移住ルートを通る移民が直面する危険を改めて浮き彫りにしている」と語った。

IOMは声明で「イエメンで暴力が続いているにもかかわらず、移民は湾岸諸国への到達を望み、今なお危険な旅に出ている」と指摘した。

IOMの当局者はロイターに対し、ジブチを経由する「東部ルート」で、数年にわたり多数の移民の移動を記録してきたと述べた。

いわゆる東部ルートには、海難事故のほか、上陸後の人身売買や恣意的な逮捕など、多くの危険が伴う。IOMの「行方不明移民プロジェクト」によると、2025年にはこのルートを使う人が18%増加する中、900人超の移民が死亡または行方不明となった。

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