<為替> ドルが円やユーロなどの主要通貨に対しやや上昇した。市場で様子見姿勢が強まる中、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方を見極めようと、FRB当局者の発言が注目されている。 終盤の取引でドルは対円で0.25%高の158.25円。週間ベースで円は対ドルで4週連続で下落した。 ユーロ/ドルは0.1%安の1.1198ドル。週間ベースでは約0.5%下落した。週間ベースでは5週連続の下落で、2025年初旬以降で最長となった。ユーロはフランスの公的債務などに対する懸念などが重荷になり、5日の取引で1.1161ドルと1年5カ月ぶりの安値を更新していた。 世界の債券市場はこれまで売りが優勢だったが、トランプ米大統領が中間選挙前にイランを攻撃しないと表明し原油価格が下落したことなどで、この日は落ち着きを取り戻した。 CMEフェドウオッチによると、27─28日の連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも0.25%ポイントの利上げが決定される確率は19.4%。ただ、その次の12月8─9日のFOMCで利上げが決定される確率は85.8%と、年内に追加利上げが実施されるとの観測は依然として強い。 来週はウォーシュFRB議長が16日にタイのバンコクで開かれる国際通貨基金(IMF)年次総会で講演を行う。 主要通貨に対するドル指数は0.13%高の102.25。週間ベースでは約0.3%上昇。上昇は4週連続で、25年5月以来の長さとなる。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが上昇し、今週前半の低下分の一部を打ち消した。投資家は来週発表されるインフレ指標に注目。連邦準備理事会(FRB)が10月27─28日の連邦公開市場委員会(FOMC)で下す金利決定の手掛かりを見極めようとしている。 指標となる10年債利回りは2.8ベーシスポイント(bp)上昇の5.261%。ただ週間では3.5bp低下し、低下幅は過去2カ月で最大となった。 2年債利回りは4.4bp上昇の4.799%。 30年債利回りは5.608%と小幅に上昇。週間では2.9bp低下した。 2年債と10年債の利回り格差は45.5bpと、8日終盤の46.7bpから縮小した。 市場は、来週発表されるインフレ指標に注目。消費者物価指数(CPI)は14日、卸売物価指数(PPI)は15日にそれぞれ発表される。 金利先物市場が織り込む、FRBが今月のFOMCで金利を据え置く確率は80%。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 主要3指数が揃って上昇して取引を終えた。投資家の関心は、本格化する第3・四半期決算発表や、インフレ指標の発表が予定される来週に移っている。 主要3指数は週間でもプラスとなった。ただ、小型株で構成するラッセル2000指数は前週末終値を下回って引けた。 第3・四半期の決算発表シーズンは来週本格化する。米大手銀のウェルズ・ファーゴ、ゴールドマン・サックス、シティグループ、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーが決算を発表する予定だ。 LSEGのデータによると、アナリストはS&P500構成企業の7─9月期利益が前年比30.6%増加すると予想。セクター別ではエネルギーが123%、テクノロジーが66.5%と、前年比で最大の増益率が見込まれている。 この日は、S&P500の主要11セクターのうち、下落したのはコミュニケーション・サービスのみだった。 人工知能(AI)関連銘柄は総じて上昇。ラウンドヒル・マグニフィセント・セブンETFは1%上昇した。 米実業家イーロン・マスク氏率いるスペースXは8日、全米をカバーする低周波数帯の利用権を取得する契約を結んだ。nL6N45V01U これを受けて通信大手TモバイルUS、AT&T、ベライゾンは8.8─13.3%下落した。 アップルは1.1%下落した。メモリーチップのコスト高騰と値上げが消費者需要を冷やす中、同社が一部サプライヤーに対し、新発売した「iPhone18 Pro」と「iPhone18 Pro Max」向け部品の生産を削減するよう指示したと報じられた。 ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.65対1の比率で上回った。ナスダックでは値上がり銘柄が値下がり銘柄を1.38対1の比率で上回った。 米取引所の合計出来高は143億7000万株。直近20営業日の平均(177億6000万株)を下回った。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 金は続伸し、1週間ぶり高値を付けた。中心限月の清算値(終値に相当)は1オンス=4216.3ドル。金現物は東部夏時間午後3時29分(日本時間10日午前4時29分)時点で1.5%高の4194.36ドル。今週はドル高や米長期金利の上昇を受けて一時2カ月ぶり安値を付けたが、その後安値拾いの買いが入り、週末にかけて約1.3%の上昇となった。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 反発して取引を終えた。ハリケーン「イサイアス」がメキシコ湾北部に接近し、石油各社が同湾の原油生産の70%超を停止したことが材料となった。 清算値は、北海ブレント先物が0.44ドル(0.42%)高の1バレル=104.72ドル。米WTI先物は0.36ドル(0.39%)高の91.85ドル。 取引序盤には原油価格は下落していた。トランプ米大統領が8日、11月の米中間選挙前にイランへの攻撃は実施しないと表明し、戦争の終結に向けて両国は「建設的な」協議を行っていると発言したことを受けた。トランプ氏はまた、ディーゼル燃料に関して近く発表を行うと予告したほか、連邦ガソリン税の一時停止を検討していると述べた。 週間ベースでは、ブレント、WTIともに上昇の見通し。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 158.31/15
8.36
始値 158.32
高値 158.42
安値 158.17
ユーロ/ドル NY終値 1.1201/1.
1202
始値 1.1207
高値 1.1214
安値 1.1188
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 93*04.50 5.6001%
前営業日終値 93*01.50 5.6070%
10年債(指標銘柄) 17時01分 95*09.50 5.2420%
前営業日終値 95*11.50 5.2330%
5年債(指標銘柄) 17時04分 99*29.00 5.0211%
前営業日終値 100*01.25 4.9910%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.50 4.7911%
前営業日終値 99*31.63 4.7560%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 51654.95 +423.31 +0.83
前営業日終値 51231.64
ナスダック総合 27366.17 +172.83 +0.64
前営業日終値 27193.34
S&P総合500種 7811.54 +46.18 +0.59
前営業日終値 7765.36
COMEX金 12月限 4216.3 +59.3
前営業日終値 4157.0
COMEX銀 12月限 6104.8 +162.4
前営業日終値 5942.4
北海ブレント 12月限 104.72 +0.44
前営業日終値 104.28
米WTI先物 11月限 91.85 +0.36
前営業日終値 91.49
CRB商品指数 414.7292 +0.3932
前営業日終値 414.3360