9月30日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイからイスラエルのテルアビブに向かっていた旅客機が機内の異変を受け、急きょ目的地をサウジアラビアに変更した。

旅客機はフライドバイのFZ1073便。副操縦士が取り押さえられ、ハイジャックを試みた疑いが浮上した。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、犯行の背景に過激思想があったとの見方を示した。「この男がイスラム主義の過激な思想を植え付けられていたことは分かっている」と、ネタニヤフは10月1日、米FOXニュースの番組で語った。

イスラエルのイスラエル・カッツ国防相も、ジハード(聖戦)主義者によるテロ未遂だと話している。

ドナルド・トランプ米大統領は30日夜、ネタニヤフと話した後、逮捕されたオマーン国籍の副操縦士について「テロリストかもしれないし、いかれた奴かもしれない」と述べた。これまで得られた証拠から前者の可能性が強まっているが、この2つが両立しないわけではない。そして、捜査はまだ続いている。

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9月30日の出来事を再構成してみよう。FZ1073便は現地時間午前7時過ぎにテルアビブに向けてドバイを離陸。航空機の位置情報を追跡するサイト「フライトレーダー24」によれば、離陸から2時間余り後に高度が変動し始めた。

イスラエルに近づいた頃、オマーン人の副操縦士が機長を斧(おの)で襲ったとされる。乗客174人を乗せた同機は、その後30秒足らずで約1万4000フィート(約4300メートル)も急降下。副操縦士は機体を墜落させようとしたとみられる。乗客の大半はイスラエル人だった。

副操縦士を取り押さえ
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