Florence Tan Jeslyn Lerh

[シンガポール 25日 ロイター] - 貿易関係者やアナリストによると、サウジアラビアが紅海からの輸出を迂回させたことに加え、他の産油国からの出荷も増加したため、ホルムズ海峡内からの中東産原油を巡るオマーン湾での船舶間積み替えは限界に達している。

今月にはサウジの輸出が増加しており、積み替えを行うためにホルムズ海峡を通る原油を輸送する超大型タンカーがさらに必要になっているという。これにより、利用可能な船舶が減少したため、運賃が上昇し、製油所に到着するまでの海上輸送時間が長くなっている。

調査会社ケプラーのデータによると、ホルムズ海峡経由のサウジ産原油輸出量は、8月の日量約90万バレルから、9月には同360万バレルへと増加する見込み。

LSEGのデータによると、タンカー需要の増加により、中東から中国へ原油を輸送する超大型原油タンカー(VLCC) の1日当たり用船料は21日に過去最高となる127万ドルに達した。

ボルテクサのアナリストは21日付のリポートで「VLCCの船舶間積み替え作業は需要に追いつくのに苦労している」と指摘。別のインタビューでは「船舶間積み替えの長い待ち行列により、ホルムズ海峡付近の混雑は悪化している」と述べている。

この遅延を受けて、中国の買い手は売り手に対し、インド西海岸沖やマレーシアなどの代替積み替え場所を指定するか、製油所への直接搬入を求めるようになっているという。

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