[25日 ロイター] - 欧州連合(EU)はバーナム英首相に対し、主要輸出品を巡る「欧州製(メード・イン・ヨーロッパ)」の障壁を回避するには、中国車に対する関税を引き上げEUの通商政策により足並みをそろえる必要があると伝えた。フィナンシャル・タイムズ(FT)が25日報じた。
同紙が事情に詳しい関係者2人の話として報じたところによると、英国製品に同等の扱いを求めるロビー活動を巡り、EU側は英政府に最善の解決策はEU関税同盟への加入だと伝えた。
EU当局者はFTに「関税同盟は『欧州製』を巡る問題の大半を解決するだろう。関税差の問題も同様で、これは中国が英国経由で関税を回避しかねないとの懸念につながる」と述べた。
バーナム首相は今週、英国が排除されれば自動車産業に打撃を与えかねないと警告し、EUが提案する「メード・イン・EU」規則の下で英国が「信頼できるパートナー」と見なされるよう働きかけると表明した。
「欧州製」政策は欧州製品を優先することで中国製部品への依存を抑えることを狙いとしている。EUのサプライチェーン(供給網)に部品を供給し、域内全域で自動車を販売している英自動車業界にとって懸念材料となっている。
フォンデアライエン欧州委員長は今月、欧州議会での一般教書演説で、中国との「持続不可能な」貿易赤字を減らすためあらゆる手段を活用する方針を示していた。