※近年、激動の国際情勢を表現する語彙は、かつてないスピードで更新され続けています。Tech RightからCognitive Warfare、活人感、AI Slopまで――。ウェブ特集「いくつ知ってる? 世界を読み解くキーワード」では、その背景にある文脈とともに解説します。
RPE(Revenue Per Employee従業員1人当たり売上高)
従業員1人当たりの売上高を示す指標で、近年、ベンチャーキャピタル(VC)がスタートアップを評価する際の重要な指標として注目されている。
従来のスタートアップは採用人数を増やし、規模を拡大して急成長することを目指していた。だが現在は、生成AIやAIエージェントの普及により、少人数でも高い生産性と収益性を実現できる環境が整いつつある。
そうした中、AIを活用して効率的に事業を拡大する「超少数精鋭」型のスタートアップが高く評価されるようになってきている。また、スタートアップの事業は、AIエージェントが作業を完結させ、「獲得した顧客数」や「解決したチケット数」といった成果に対して対価を得るモデルへ移行している。
こうした変化を背景に、スタートアップの評価軸は少人数でどれだけ大きな成果を示せるかに移っている。RPEは、AI時代のスタートアップの効率性と競争力を測る新たな物差しとなる。
[監修]
赤平 大寿
日本貿易振興機構(ジェトロ)ニューヨーク事務所調査部ディレクター。アメリカの通商政策を中心に調査・情報発信を行う。2015~17年、ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)の客員研究員。

※2026年9月22日/29日号「ニュースが分かる 国際情勢BUZZワード50」特集では、50のキーワードを一挙に解説。米中ネット社会を読み解くコラム、「次の時代」を考えるコラムも掲載しています。
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