Helen Clark
[パース 25日 ロイター] - 25日アジア時間の原油先物価格は反落している。今週は価格が急騰する場面もあったが、市場は米国とイランの停戦の可能性と、イエメンの武装組織フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃を見極めている。
0032GMT(日本時間午前9時32分)時点で、北海ブレント先物は0.74ドル(0.69%)安の1バレル=105.85ドル。米WTI先物は0.81ドル(0.86%)安の93.80ドル。
この日は軟調な出足となったが、今週は値動きが荒く、24日には1週間ぶりの高値を付けた。両先物とも一時5%上昇し、清算値は北海ブレントが3.4%高、米WTIが2.7%高だった。
週間では米WTIが6.42%下落しているのに対し、北海ブレントは2.09%上昇している。
関係者によると、米国とイランの交渉担当者はニューヨークで、段階的な戦争終結への道筋を探っている。イランがホルムズ海峡を再開し、米国がイランに対する経済封鎖を解除することなどが議題に含まれているという。
KCMトレードのチーフアナリスト、ティム・ウォーターラー氏は「外交への期待が、中東での新たな軍事攻撃による原油価格への影響を和らげている。攻撃があったにもかかわらず、原油は小幅安で推移している」と述べた。
イランのペゼシュキアン大統領は24日、戦争をいつ終わらせるかは米国の判断次第だと述べた。同日放映されたFOXニュースのインタビューで、「戦争を終わらせたいのかどうかを選ばなければならないのは米国だ」と語った。
イエメンで展開するサウジ主導の連合軍によると、サウジは親イラン武装組織フーシ派が発射した弾道ミサイル6発を迎撃し、南部タイフ州と紅海沿岸のヤンブー地域への攻撃を阻止した。
業界関係者や衛星画像、船舶データによると、サウジは紅海沿岸の輸出拠点ヤンブーにつながる東西パイプラインで原油輸送量を増やしている。ただ、原油タンカーへの積み込みはまだ再開していない。