演出に注力
トランプ氏にとって、今回の習氏によるホワイトハウス訪問は、自らの構想に沿って姿を変えつつある首都ワシントンを披露する絶好の機会でもあった。習氏は北京でトランプ氏を迎えた際、明代の寺院や、通常は外国人に公開されていない塀に囲まれた庭園を案内したが、今回はトランプ氏がまったく異なる形の華やかな演出でその歓待に応えた。
かつらをかぶり、三角帽子を着用した兵士たちが隊列を組んで行進し、音楽を演奏。舞台となったローズガーデンは、トランプ氏のゴルフクラブを思わせるようなデザインに改装されていた。
23日と24日に行われた式典では、戦闘機や爆撃機が轟音を響かせながら上空を飛行した。あまりの音の大きさに、トランプ氏が思わず身をすくめる場面もあった。
トランプ氏は習氏の訪問を前に、ワシントンを美化し、改装するためには、裁判所や米議会から反対を受けたとしても、自らにより大きな権限が必要だと数カ月にわたって訴えてきた。だが、新しいホワイトハウスの宴会場や人工池など、多くの計画はいまだ完成していないか、問題に直面している。
ホワイトハウスの記者団が両首脳の取材に呼ばれた際も、国家の命運に関わる重要な政策について2人が語る場面を取材するためではなかった。代わりに記者団が目にしたのは、両首脳が大統領専用ヘリコプター「マリーン・ワン」を見学し、最近改修されたホワイトハウスのサウスローンを歩いて回る姿だった。そこには、大統領紋章が大きく描かれたヘリポートも設けられていた。
記者から両首脳の政策協議について質問されたトランプ氏は、それを軽くかわした後で習氏について「彼は上質な御影石が大好きなんだ」と語った。
首脳会談に関しては一言だけ「素晴らしい会談だった」と付け加えた。
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