Maria Martinez
[ベルリン 24日 ロイター] - ドイツの主要経済研究所は24日、同国の今年と来年の経済成長率予測を上方修正した。2026年上半期の経済動向が春時点の想定を大幅に上回ったと指摘した。
26年の成長率予測は1.3%と、従来の0.6%から引き上げた。27年は1.1%と、従来の0.9%から上方修正した。
ハレ経済研究所(IWH)のオリバー・ホルテメラー氏は「景気は予想以上に堅調に推移している。ただエネルギー価格の高止まりと構造的な問題が引き続き経済活動を圧迫しており、回復の基盤は限られている」と述べた。
各研究所によると、ドイツ経済は25年末から回復しているが、春時点の予想より力強いとはいえ、回復はなお緩やかだ。
28年の成長率は0.4%にとどまると予測した。各研究所のエコノミストは、28年には構造的な要因に制約され、成長が減速すると予想した。人口動態の変化に伴い労働力人口が縮小し、潜在成長率も低下し続けているためだ。
各研究所によると、景気回復は第3・四半期に一時的に鈍化した。景況感を示す指標は改善を続けているものの、実体経済を示す最新の指標は弱い内容となっている。
エコノミストによると、イラン戦争に伴うエネルギー価格ショックが経済の重しとなっている。しかし自動車燃料や暖房用燃料油の値上がりは、これまでのところ消費者物価全体にはほとんど波及していない。
一方、インフレ率は26年に2.8%、27年に3.2%へ上昇した後、28年には2.0%に低下すると予測した。
労働市場の改善には時間がかかる見通しだ。就業者数は当面、減少が続く一方、失業率は26年の6.4%から27年に6.2%、28年に5.8%へ低下すると見込んだ。
予想はライプニッツ経済研究所(RWI)、Ifo経済研究所、キール世界経済研究所(IfW)、ドイツ経済研究所(DIW)、IWHが共同でまとめた。