[24日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)のロンバルデリ副総裁は24日、エネルギー価格が高止まりすれば、景気減速やインフレ鈍化の明確な証拠がない限り、政策金利を引き上げざるを得ないとの認識を示した。

英中銀は先週、政策金利の据え置きを決定したが、金融政策委員9人のうち3人が0.25%利上げを支持し、ロンバルデリ氏はベイリー総裁、ブリーデン、ラムズデン両副総裁とともに将来的な利上げの可能性に言及していた。

ロンバルデリ氏はポーランドのワルシャワで講演し、「エネルギー価格の高止まりが長引くほど、間接的な影響が積み上がり、インフレ期待、賃金交渉、価格設定行動が反応して変化し始めるリスクは大きくなる」と指摘し、「このため、エネルギー価格の高止まりが続き、インフレ鈍化や活動の弱まりを示す明確な証拠がない場合、金融政策を引き締める必要性は一段と高まる可能性がある」と述べた。

金融政策がエネルギー価格の動きに機械的に反応すべきだと言っているのではないとした上で、エネルギー価格の上昇がインフレ期待、賃金交渉、価格設定に波及するリスクに対応する必要があるとした。

「重要なのはエネルギーのスポット価格そのものではなく、基調的な経済状況、エネルギー価格上昇、それらが波及する仕組みの相互作用だ。最終的には、それによって政策金利を引き上げる必要があるかどうかが決まる」と述べた。

金融政策と金融環境は引き続き引き締め的だとしたが、英中銀の予想を下回ってきた食品インフレが再び加速し、賃金設定への圧力を高めるリスクは依然あると指摘した。

輸入物価の通常の上昇と生産性の1%成長を前提とすれば、賃金上昇率は約3.25%であれば長期的に2%のインフレ目標と整合的になり得ると説明した上で、エネルギー価格が輸入コストを押し上げ続ければ、そうならない可能性があると述べた。

24日の金融市場は、英中銀が次回11月会合での0.25%利上げの確率を約75%織り込んでいる。

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