アメリカのドナルド・トランプ大統領が、南大西洋フォークランド諸島の領有権をめぐるイギリスとアルゼンチンの対立で従来の「中立」の立場を見直す可能性を示唆し、イギリスとの間で摩擦になっている。アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領にとっては追い風だ。

トランプの発言からは、西半球でのアメリカの影響力を重視し、長年の同盟国との関係さえ必ずしも優先しない外交姿勢が浮かび上がる。

フォークランド諸島は、自治権を持つイギリスの海外領土だ。住民の大半は自らをイギリス人と認識しており、外部からも広くイギリス人とみなされている。

しかし、アルゼンチンは同諸島を「マルビナス諸島」と呼び、主権を主張している。長年にわたる領有権をめぐる対立は1982年、アルゼンチンとイギリスの戦争へと発展した。アルゼンチンによる諸島侵攻をきっかけに始まった74日間の戦闘で、イギリス兵255人、アルゼンチン兵649人、島民3人が死亡した。

こうして今なお緊張が続く問題に、トランプが割って入った。9月1日のホワイトハウスでのイベントで、記者からフォークランド諸島に対するアメリカの立場について問われたときだ。

「私は常に立場を見直している」とトランプは答えた。「これもその一つだ」

イギリスのテレビ局GBニュースとの3日のインタビューでは、アルゼンチンが再び武力でフォークランド諸島の領有を図ったとしても、アメリカはイギリスを支援しない可能性があると示唆した。

イランでの対応に不満
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